抜毛症の原因と対策、改善までの道のり

このまとめでは思春期の中高生に多い抜毛症について、その原因と対策、治療方法まで必要な情報を幅広く掲載します。

髪の毛の悩みといえば通常は薄毛や抜け毛、白髪、男性特有のAGAに精神的ストレスが原因で発症する円形脱毛症が有名です。

これらは適切な治療方法を経たり、(副作用があるとはいえ)飲み薬を飲むことで症状がだいぶ緩和されます。

しかし、抜毛症はこれらと違い、その名の通り自分の髪の毛を自ら抜いてしまう恐ろしい特殊な体の病的症状です。ポイントは他の髪の毛のトラブルとは異なり、髪の毛が生えてこなくなるわけではない点です。

抜くのをやめれば自然と頭はフサフサの状態に戻るのが抜毛症です。

こう書くと「では髪の毛をむしるのをやめればよいじゃないか」と思われるかもしれませんが、駄目だと分かってても止められないのが抜毛症の特徴です。(これは麻薬中毒者が駄目だと分かっていても薬に手をだしてしまうのと似ています)

人によっては抜く体毛は髪の毛に留まらず、眉毛やまつげ、陰毛や体毛まで体中の毛を抜いてしまうケースもあり、抜毛症の画像をネットで調べるとそれは痛々しい写真が出てきます。


抜毛症の主な原因は以下の通りになります。

・過去の精神的なトラウマ
・生活環境の変化に伴う一時的なストレス
・人間関係でのいざこざ  など

主に精神的なものからきていることが多く、それだけに治療法も人それぞれ個別に分かれる厄介な病気です。

抜毛症を発症しやすいのは子ども(特に小学生・中学生・高校生の女性)などと言われており、その割合は10人に1人が軽度~重度に関わらず、何らかの抜毛症的な傾向にあるといわれています。

余談ですが、筆者の同級生にも抜毛症の子がいて、たまたま夏休みのある日、美容院でばったり会って抜毛症のことを知ってしまい大変もうしわけない気になりました。その子はいまは大丈夫ですが・・・

子どもの抜毛症は主に皮膚科や精神科での受診が勧められていますが、年齢を経るにつれて自然と抜毛の癖が無くなって症状が治まる人も多いので、保護者、母親であれば過度に心配しないことが肝心です。

抜毛症は東京・大阪・名古屋・札幌・福岡・仙台・京都・神戸といった主要都市の大きなクリニックであれば対策に乗り出してくれるところも多いので、お近くの方は検討する価値はあるでしょう。

それに、ネットが発達した現代では抜毛症についてはtwitterやfacebookで調べると情報が沢山出てきますし、体験者の個人ブログも数が増えてきています。

参考サイト

海外だと芸能人でも抜毛症を告白している人も増えてきているそうで、社会的認知もどんどん進んでいます。

ですから、一人で抱え込まず、気持ちを軽く持って臨むようにしたいですね。

  • 最終更新:2017-07-08 23:14:15

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